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景気動向指数とは?わかりやすく解説!

アナウンサー
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7日に発表された4月の景気動向指数は2ポイント上昇し、2ヶ月連続で上昇しており・・・

景気動向指数ってよく聞くけど、正直何かわかってないんだよね。
困った人
困った人

景気動向指数って聞いたことはあるけど、なに?と聞かれたらうまく答えられない方も多いのではないでしょうか?

今回は中小企業診断士であるにのみが、そう言ったお悩みを解決できるよう解説していきます。

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景気動向指数とは?

景気動向指数とは内閣府が毎月出している経営指標のことで、景気の良し悪しがわかる指標のことです。

生産・雇用等に連動しており、30系列の指標から成り立っています。(2021年6月現在)

この系列の数や種類は都度見直されています。

景気動向指数の2つの指数

景気動向指数には、以下の2つの指数があります。

①CI:コンポジットインデックス指数
②DI:ディフュージョンインデックス指数

これら二つを理解できれば、景気動向指数はマスターしたと言っても過言ではありません。

CI(変化の大きさを見る)

CI指数とは基準年を100とし、100からのプラスマイナスで景気の動向を測るものです。

100より大きければ「景気拡大」、100より小さければ「景気縮小」という意味になります。

この100からどれだけ数値が離れているか、という点で景気動向の大きさを判断するということになります。(ちなみにこの動きは一定期間の移動平均で算出されます。)

景気の基調を見るには、ある程度の期間を見る必要があります。後述のCI一致指数が続けて変化しても、その期間が短ければ、景気の拡張や後退と見なすことは適当ではありません。

従って、それまでの基調から継続的に外れた段階で、景気動向の変化として捉えるのが適切でしょう。

従来までは、後述のDI指数を中心とした公表形態でしたが、近年は景気変動の大きさや質感を把握することが重要となっており、2008年以降は、CI指数中心の公表形態となりました。

DI(変化の方向性を見る)

DI指数とは、景気の方向性(良し悪し)を判断するための指標です。

3ヶ月前と比較し、上昇している時は100、下落の時は0、横ばいの時は50として表現されます。つまり、0〜50であれば景気後退、50〜100であれば景気拡大ということになります。

CIでは単純に、(100を基準とした数字の大小)=(景気動向の変化の大きさ)と言えますが、DIではそうではありません。

DIはあくまで採用されている指標のうち、どれだけの分野に景気活動が浸透したかということを表しています。

例えば他の経済分野が全く同じ状態で、1指標だけが突出して景気拡張傾向である場合と、少しだけ景気拡張傾向を比較した場合では、DI値は同じ値を取ることになります。

つまり大きければ、大きいほど景気拡張しているわけではないのです。

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CIとDIの指数の中身とは?

ここではCIとDIの実際の指数とはどういったものがあるのかみてみましょう。

大きく分けて3つあります。

CIとDIの大きな3つの指数

①先行指数(一致指数を先読みできる):11系列 <例>新規求人倍率・新設住宅着工面積等
先行指数は一致指数から数ヶ月先行します。新規求人倍率や新設住宅着工面積は、今後人材  需要や住宅需要が増えることを表していることから、景気が拡張する兆しと言えるでしょう。

②一致指数(現状を把握できる):9系列 <例>有効求人倍率・営業利益等
一致指数は現状を示す指標です。現在の求人を示す有効求人倍率や営業利益が例として挙げられ、直接的な景気の上げ下げを示していると言えます。

③遅行指数(景気の広がりを事後に確認する):9系列 <例>完全失業率・消費者物価指数等
遅行指数は一致指数から数ヶ月〜半年程度遅行します。完全失業率は企業の業績が変化してから、消費者物価指数も所得が変化した後で反映されるので、事後に確認できる指数と言えるでしょう。

各経済部門(鉱工業や製造業等)から選ばれた指標の動きを統合しているものになるため、全ての経済指標を総合的に見ているわけではありません。

景気動向指数の例

ここまでわかればもう景気動向指数を見れば理解できるはずです。

例をみてみましょう。以下の図は、一致指数と先行指数の推移を2015年を100として示したものです。

前述したように、特に注意書きがない場合はCI(変化の大きさを見る)で表されます。

青色の先行指数は突発的な出来事(東日本大震災のような)が起きない限り、概ね一致指数の数ヶ月先を示しているようなグラフになっています。

またCIはその大きさで経済状況の拡大・縮小がわかり、現在の新型コロナウィルス感染拡大はリーマンショックと同レベルの経済打撃を受けていることがわかりますね。

まとめ

いかがだったでしょうか?

景気動向指数というのは2種類あったんだ!と初めて知った方も多いのではないでしょうか?

この機会にぜひ覚えていただければと思います。

ではまた!