事例Ⅰ

【中小企業診断士2次試験】事例Ⅰのフレームワーク「さちのひもけぶかいねこ」・「茶化」とは?

どうもにのみです。

今回は2次試験事例Ⅰに出てくる呪文、「さちのひもけぶかいねこ」・「茶化」について解説します。

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事例Ⅰにおける人事施策のフレームワーク

事例Ⅰのテーマは組織・人事が中心であり、最後には人事施策について求められるというのがオーソドックスな出題です。

人事施策の問題の配点は20点もあるので、落とすことができない問題です。

その時に今回紹介する以下のフレームワークが絶大な力を発揮してくれます。

① 茶化

② さちのひもけぶかいねこ(幸の日も毛深い猫)

茶化(ちゃか)

「茶化」という漢字を分解してみると、以下のような人事施策の頭文字になっています。

サ:採用(女性や中途採用強化)
ハ:配置(適材適所な人材配置)
ホ:報酬(成果主義のようなインセンティブ要素)
イ:育成(社外セミナー・企業派遣)
ヒ:評価(長期目線での評価)

これらの要素を3~4つ程度盛り込むことで、抜け目なく多面的な回答が作成できるようになっています。

さちのひもけぶかいねこ(幸の日も毛深い猫)

「さちのひもけぶかいねこ」も「茶化」と同様に人事施策の頭文字を取っています。

さ:採用
ち:配置(配置のち)
の:能力開発
ひ:評価・報酬
も:モチベーション(モラール)
け:権限委譲
ぶ:部門配置
かい:階層化
ね:ネットワーク
こ:コミュニケーション

「さちのひもけぶかいねこ」では「茶化」よりも多くの使えるフレーズが多いです。

特に「権限委譲」と、施策の効果である「モチベーション(モラール)」についてまで言及しているので、筆者は「さちのひもけぶかいねこ」を使っていました。

ただ、大きくは変わらないので、覚えやすい方を使ってしまっても構いません。

また解答を記述する際に、頭では理解しているつもりでも書いている内容が被ってしまうことがあります。

私のおすすめは、このフレームワークを設問解釈時に問題用紙にメモし、抜け・漏れ・被りがないようにしておくことです。

例題

では実際に過去の問題でフレームワークを使った回答をしてみましょう。

令和2年度の事例Ⅰ第4問を見てみましょう。

令和2年度事例Ⅰ(第4問)

<設問>
将来、祖父の立ち上げた企業グループの総帥となる A 社長が、グループ全体の人事制度を確立していくためには、どのような点に留意すべきか。中小企業診断士として 100 字以内で助言せよ。

<背景>
・非正社員の割合が高め
・人事管理は前近代的な家族管理
・年功序列
・企業グループ全体のバランスが必要

<解答例>
助言は①公平透明性を保つ成果主義の導入②部門責任者へ更なる権限委譲を進め③非正社員の正社員登用制度の導入をすることである。以上で適材適所の人材配置とモラール向上を図り、グループ全体のバランスを取る。

・成果主義の導入 ⇒ ひ:評価・報酬
・部門責任者へ権限委譲 ⇒ け:権限委譲
・正社員の登用制度 ⇒ ち:配置
・モラール向上 ⇒ も:モチベーション(モラール)

このようにフレームワークを意識すると多面的な回答を書けることが分かります。

効果についてはモラール向上や組織活性化に繋げるのがテッパンです。それ以外に本文中に社長の達成したい思いがあればそれに繋げるということも必要ですね!

ちなみに回答がどのように採点されているかは公表されていないので絶対的な評価はできませんが、上記のフレームワークは1次試験のモチベーション理論で勉強した内的要因に繋がることから、ほぼ確実に得点になっていると言えるでしょう。

いくつかの施策をこのフレームワークを使えば書けますが、なんでも良い、というわけではありません。
当然、上記の問題のように根拠を持った解答を意識しましょう。

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まとめ

今回は2次試験の人事施策のフレームワーク、「茶化」と「さちのひもけぶかいねこ」について解説しました。

中小企業診断士試験受験者にとって、一番大事と言っても過言ではないフレームワークですので、必ず覚えておきましょう!

ではまた!