中小企業診断士全般

【中小企業診断士とは?】人気No1.資格!取るなら今!!!

presentation by man

「中小企業診断士」という資格はご存じでしょうか?

この記事では中小企業診断士について詳しく紹介していきます。

////////////////////////// //////////////////////////

中小企業診断士とは?

A. 日本唯一の経営コンサルタントの国家資格です。

日本版のMBA(経営学修士)とも言われたりもします。ただMBAは異なる点がたくさんあります。

近年、非常に人気な資格で、2016年の日経新聞のビジネスパーソンが取得したい資格1位になったり、2021年の資格スクール大手TACの調査では社労士や行政書士を抑えて5位になっています。

中小企業診断士はビジネスパーソンに非常な人気な資格

中小企業診断士の人気の理由

中小企業診断士は以下の試験とカリキュラムをこなすことで取得できます。

<中小企業診断士資格取得まで>

  1. 1次試験7科目を合格(7月)
  2. 2次試験4科目を合格(10月~11月)
  3. 2次口述試験を合格(12月~1月)
  4. 実務補習 or 実務従事(※)

※中小企業診断士になるためには実務ポイントというものが求められます。そのポイントを獲得するために行うのが、実務補習と実務従事です。実務補習は中小企業診断士協会が主催しており、実務従事は企業が募集しているものです。

中小企業診断士試験を受験するにあたり、組織・財務・法律・運営管理など試験範囲は多岐に渡ります。

これらを学ぶことを通じて、以下のようなメリットが挙げられます。

中小企業診断士を取得するメリット
  • 事業戦略を考えることが出来るようになる
  • 財務諸表を読めるようになる(簿記2~3級の間くらい)
  • 独立や複業へのチャンスが広がる
  • 企業内で昇進・昇給・社内転職できる可能性がある

中小企業診断士試験の詳細について

科目について

1次試験科目

1次試験は以下の7科目で構成されており、全てマーク式の試験です。

1次試験(マーク式)

・企業経営理論:経営戦略論、組織論、マーケティング論

・財務会計:企業分析に必須の会計知識

・経済学・経済政策:マクロ及びミクロ経済

運営管理:製造業の生産管理や小売店の販売管理

・経営情報システム:情報技術や情報システム

・経営法務:ビジネス関連の法律

・中小企業経営・政策:中小企業の現状や国の施策

1次試験の突破及び、科目合格条件は以下です。

1次試験の突破及び、科目合格条件

<1次試験の合格条件>
・7科目合計420点を超える
・全ての科目で40点以上(つまり1科目でも40点未満だと不合格)

<科目合格の条件>
・7科目420点超えられない or 40点未満の科目がある方が対象
・60点を超えた科目が対象
・翌年と翌々年の該当科目の受験が免除

2次試験科目

2次試験(記述式)

・事例Ⅰ:組織・人事

・事例Ⅱ:マーケティング・流通

・事例Ⅲ:生産・技術

・事例Ⅳ:財務・会計

2次試験の突破及び、科目合格条件は以下です。

2次試験の突破及び、科目合格条件

<2次試験の合格条件>
・4科目合計240点を超える
・全ての科目で40点以上(つまり1科目でも40点未満だと不合格)
・科目合格の制度はなし

2次試験は1次試験と異なり、記述式の試験となります。

4科目平均240点以上(つまり1科目平均60点以上)、40点以下の科目があれば足切りというのは1次試験と同じです。

しかし、科目合格制度は2次試験にはないので、1発で合格を目指す必要があります。

合格率について

1次試験

1次の受験者数は例年15000人程度で、合格者はそのうち20%程度を推移しています。

令和2年度は受験者数が最近の中で最も少ない一方、40%超える高い合格率でした。

これは新型コロナウィルス拡大によって、試験開催が直前までわからなかったことや感染リスクを考慮した受験キャンセルもあったため、受験者数が減り、その結果本気度の高い受験生が受験したことで、合格率が以上に高かったと考えられます。

難易度に関しては、以下の記事で更に考察しています。

たくさんの本
【中小企業診断士】1次試験の各科目の難易度を詳しく解説!中小企業診断士における1次試験の各教科の難易度をまとめました。過去10年分のデータから比較することで、科目免除されている科目を再受験するのかという視点でも解説しています。...

2次試験

2次試験も例年20%程度の合格率となっています。

1次試験の合格者は2次試験の受験資格を取得できるので、1次試験の合格率が高い年は、2次試験の受験者数は比例して多い傾向にあります。

1次試験の合格は2年間有効で、令和元年に合格した人の中にはコロナウィルスの特別措置で、更に1年有効にしている方もいると思います。

つまり、令和2年の合格者数が非常に多く、受験資格を持ち越ししている人もいることを考えると、今後の2次試験受験者はこれまでの数より多くなると考えられます。

2次試験の更に詳しい内容はこちらを参照ください。

【中小企業診断士2次試験】2次試験の内容や勉強開始時期はいつ?中小企業診断士2次記述試験の内容を説明します。また勉強開始時期についてもまとめています。...

また2次筆記試験に合格すると、2次口述試験がありますが、例年ほぼ100%の合格率です。

遅刻やコミュニケーションが全くできないということがない限り受かります。

中小企業診断士試験トータルの合格率は約4%程度(1次・2次共に20%程度の合格率)

必要勉強量について

下記に難関資格と呼ばれる資格との比較を示します。

資格名目安勉強時間 (時間)合格率
中小企業診断士10004%
社労士10006%
日商簿記1級80010%
行政書士80010%
宅建士30015%
税理士400015%
公認会計士400010%

中小企業診断士の勉強時間は1000時間程度と言われています。(1次:800時間、2次:200時間)

合格率は上記のように他の資格よりも低く出ていますが、超難関資格である税理士や公認会計士は本気度の高い人しか受けないので、必然的に高く出ています。

では1000時間とはどれくらいのイメージになるのかを見てみましょう。

ザックリと1年に平日が240日、休日が120日あるとすると、

240日×2時間+120日×5時間=1080時間

つまり1年で合格ラインまでいこうとすると、単純計算で平日は2時間・土日5時間くらいの勉強時間で合格ラインまで行けることになります。

筆者自身、本業の仕事をやりながら毎日これくらいの勉強時間を確保するのは大変でしたし、本業の仕事をやりながら捻出できる時間は年間1000時間が目安かなと思いました。

費用について

費用については勉強スタイルによって変わります。選択肢としては、大きく3つに分かれると思います。

<3つの勉強スタイル>

①資格の学校に通う:25万程度(国の支援もあり、それを使うと実質20万円程度)
②通信の教育を受ける:10万円程度(返金や合格祝い金をくれる通信もある)
③独学:~5万円くらい(教材費+模試)

勉強習慣のある方は②or③で、自身でスケジュールを立てながら費用を抑えて受験するのが最もコスパがいいでしょう。

一方、スケジューリングが苦手であったり、計画立てが面倒で勉強に集中したいという方は①の方が良いでしょう。

ちなみに筆者はTACという大手の資格の学校に通ってました。中小企業診断士の市販の教材の中でTACが出しているものは売上が1位なので、教材に関してはTACで間違いないと思います。

また受講した結果を踏まえて、私がおススメするのはやはり①の資格の学校です。なぜか。理由は以下です。

私が資格の学校を進める理由

1.勉強の進捗管理が容易
2.受験生同士で刺激しあえる
3.教材に安心感がある

ただ2次筆記試験に関しては情報戦的な要素もあるので、資格の学校に通わない場合は合格者で運営されている一発合格道場(筆者も執筆しています)やタキプロ等の受験生支援団体のセミナー等に参加し、情報を収集することが必須です。

////////////////////////// //////////////////////////

なぜ今なのか?

ここまで中小企業診断士がなぜ人気なのか、そしてどのような内容の試験なのかを見てきました。ではなぜ今取るべき!と言えるのでしょうか?

それは、これからは個人の時代が来るからです。

日本の終身雇用制度は終わりを迎えようとしています。2020年にはTOYOTA自動車の社長、豊田章男さんが「終身雇用は難しい」と述べています。

つまりこれからはいつ会社を辞めても困らない個人の力が必須です。

世の中には士業が数多くありますが、中小企業診断士はその中で専業となる仕事がない資格です。

そのため、企業に所属したまま診断士として登録している企業内診断士という中小企業診断士がたくさんいます(約7割)。

ただ逆に言うと、それだけライバルが少ないブルーオーシャンな世界とも言え、自分で営業活動をして、診断士業を獲得している人も数多くいます。

士業の仕事は登録業や申請の手続き等がメインになるので、数の限られたパイの奪い合いになりがちです。

一方で、中小企業診断士は自身で新たな付加価値を生み出すことで他の診断士とは争うことのないフィールドで戦うことができます。

これからは個人の時代。中小企業診断士業界はまだまだブルーオーシャン。

まとめ

以上、中小企業診断士について述べてきました。

私的には正直勉強は結構しんどかったけど、それ以上にたくさんのメリットはあったと思います。例えば、

・自分の時間の価値を見直した
・会社の向かっている方向を理解できるようになった
・他業種の方との繋がりが非常に多くなった     
   etc…

まだまだ書ききれないくらいあるのですが、まとめると私の人生を変えてくれたのは間違いありません。

皆さんも是非人生を変えるきっかけとして、中小企業診断士の受験を検討されてはいかがでしょうか?